お客様のご要望に応えられるよう 地道に商品を学び続けたフロア勤務
もともと建設業で働いていたTさん。仕事中に大きな事故に遭い、「自分の好きなことで仕事をしたい」と心が傾くようになりました。親が自動車整備士の資格を持ち、子どもの頃から車いじりを間近で見てきた日常。自分も「車整備の仕事を」とジェームスを志望し、新たなキャリアをスタートさせるつもりでした。
ところが採用が決まったのは、フロアへの配属。3店舗で異動を繰り返しながら、タイヤ担当をメインにフロア業務のキャリアを積んできました。
「前職では官公庁相手に書類を提出する際、会話を交わす程度のコミュニケーション。店頭での接客とはまるで質が違います。お客様が何を求めているか、どうすればご要望にたどり着けるか、そのアプローチの方法を模索する日々が続きました」。
何はともあれ、商品知識を身につけなければ接客などできません。「店頭の商品にどんなものがあるかチェックし、販売しながら一つひとつ構造や特徴を覚えていきました。タイヤだったら静粛性や車種との相性といったことです」。
また、商品によっては前職の経験が生き、理解が進んだことも。「例えばアルミホイールの塗膜の厚み。建設業でも塗装は身近なものだったので、ホイールを見たときに何層塗ってあるかというのが感覚的にわかりました」。
人と話すことが苦手ではなかったこともあり、接客の力は着実につき、気づけば10年が経っていました。
三好店のピットスタッフ、Tさんは勤務年数14年というキャリアの持ち主。しかし、ピットでの経験はまだ3年余り。入社以来10年にわたりフロア業務に従事してきたが、経験を積んでいくにつれ、ピットスタッフへの思いが強くなりピットスタッフへ転籍。
店長からは「お客様の愛車を“整備させていただいている”という意思を感じる」と評価するTさんに、ピット作業に対する想いや工夫、「愛知・愛車安心宣言」に臨む心構えなどについて語ってもらいました。