ディーラーのメカニックから 多彩なお客様が訪れるジェームスへ
勤務年数20年を数えるSさん。ジェームスに入社する前は、ディーラーに6年半ほど勤務していました。「新卒でディーラーに入りましたが、職種はメカニックでした」。
Sさんは無類の車好きで、自分で整備したいと車を学ぶ短大に進学。「1クラス50人のうち女性は2人。昔も今も女性の整備士は少ないと思います。私が勤めたディーラーでも前年に初めて女性が採用され、私で2人目でした」。
ディーラーでの整備士としての仕事は、営業マンが抱える固定客が相手。「昔のディーラーは敷居が高いイメージで、来店するお客様や整備する車は限られていました。その点、ジェームスのようなカー用品店なら、誰でも気軽に来店できてサービスが受けられる良さがありますね」。
こうしてジェームスで働くことを希望して門をたたきましたが、配属はフロア担当。
「ピットで整備士の仕事をしたい気持ちもありましたが、現実問題として男性との体力差は痛感していました。“女性目線でフロアの仕事を”という店側の想いも聞かされ働き始めたところ、これがどんどん楽しくなっていきました」。
カー用品店には車の知識が少ない人も訪れます。どういう用品を選べばよいかアドバイスをする仕事が楽しくなるとともに、Sさんが驚いたのは、オイル交換の必要性さえ知らないお客様がいること。
「商品を売りたいという姿勢は見せずに、お客様の愛車が壊れてしまうことを優しく教えてあげていました」。
ジェームスには自動車整備士として活躍してきた女性が今、フロア担当として働いています。三好店のSさんがその人。かつては、スポーツカーの名車“ハチロク”に乗っていたほどの車好きです。
整備士としての知識を女性の目線で優しくかみ砕き、フロアでの接客に生かしています。接客でのエピソードのほか、Sさんにとっての車とは何か、「愛知・愛車安心宣言」を機にお客様に何を伝えていきたいかなど、さまざまな視点で話を聞きました。