思いも寄らずモータースポーツ担当に 知識ゼロから学びのスタート
大学時代、見聞を広めるために世界へ放浪の旅に出ていたIフロア長。帰国後、飲食業を経験した後、自動車関係の職に就くことを考えました。「地元の岡崎に戻ることが前提。三河で盛んな産業に就こうという程度の発想でした」。
11年ほど前にジェームス安城店の前身となる店の求人を見て応募。そこからまったく予想していなかったモータースポーツ(MS)担当への道が開かれていきました。
入社後はナビ・オーディオ担当として研鑽を積む日々。やがてMS担当が空席となり、Iフロア長に白羽の矢が立ったのは今から6年ほど前のことでした。「車は好きでしたがMSには特に興味なし。車高調(車高調整式サスペンション)と言われても何?という感じでしたね」。
どんな車でも、基本的には購入したそのままの状態で走れる。それでもこだわりのあるお客様に、ホイールや車高調など「本来なら取り付けなくてもよい部品を売るわけだから、交換するメリットを伝えなくては」と教えられ、納得。
「同じ車高調でも商品によって違いがあることを知り、お客様の求めているものを自分で判断できるようにと勉強を始めました」。
知識ゼロからのスタート。接客の場でお客様から教えられたり、MSのイベントでメーカー担当者とお客様の会話を、メモを取りながら聞いたり。「専門用語ばかりで最初はまったく理解できませんでしたが、お客様の数だけ要望や悩みがあることはわかりました」。
安城店のIフロア長は主にモータースポーツを担当。店長が「経験と知識が豊富でメーカーにも顔が広く、当店の広告塔的存在」と、その実力を認めています。
ところが、担当に就くまではモータースポーツの知識は全くなかったのだとか。どのように学びを重ね、お客様から頼られる存在になったのか。入社からずっと大切にしている考え方や、モータースポーツ以外のお客様との接し方なども含めて幅広く語ってもらいました。